瓶の煮沸消毒の仕方!時間や乾かし方・大きい瓶の場合も

瓶の煮沸消毒の仕方 生活の知恵
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手作りのジャムやソース、梅酒などを作る時には、保存容器としてガラス瓶を使いますよね。

食品を長持ちさせるために、瓶に食品を詰める前には消毒が必要です。

よくレシピにも「瓶を煮沸消毒して」と書かれている事があり、瓶の煮沸消毒をしようと思っても、この方法で正しいのか?とちょっと疑問に思う事もありますよね。

今回は、そういう方のために、瓶の煮沸消毒の仕方をご紹介します。

大きい瓶で煮沸消毒するのは難しいものの消毒方法についても一緒に詳しくご紹介しますね。

プラスチックや布巾の煮沸消毒についてはこちら↓
【煮沸消毒の時間はどれくらい必要?瓶やプラスチックなど注意点】

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煮沸消毒の仕方

煮沸消毒とは、グツグツと煮立ったお湯の中に消毒したいものを入れて、熱によって殺菌をするという消毒方法です。

この消毒方法を使えば、食中毒の原因となる菌のほとんどを殺菌する事ができ、食品を安全に長く保存することができますよ。

特に、ジャムなどの長期保存したい食品を入れる場合には、必ず保存容器には消毒が必要です。

煮沸消毒は特別な材料や道具がなくても出来る、昔ながらの消毒方法ですし、赤ちゃんの哺乳瓶の消毒にもおすすめの方法なので、覚えておくと便利ですよ。

煮沸消毒の仕方

◆用意するもの
・瓶が入る鍋
・トングか菜箸
・清潔な布巾

1.鍋に瓶と蓋を入れ、瓶が浸かるくらいの水を入れます。

写真のように瓶に空気が入った場合は、空気を抜きましょう。

瓶がしっかり水に浸からない場合は、途中で瓶を転がすなどして、まんべんなく煮沸出来る様にします。

2.火にかけ沸騰後、5~10分ほど弱火で煮沸します。

3.トングや菜箸で火傷をしないように取り出します。

4.よく振って水気を切り、上向きにして自然乾燥させます。

乾いたら出来上がりです。

瓶が乾かない

煮沸後、逆さまにして瓶を置いておくと、なかなか乾かないという事があります。

このように、置いておくと、水分が抜ける場所がないので乾きません。

しっかりと振って水を切ってから上向きにしておけばすぐに乾きますよ^^

下向きに置いておきたい場合は、口から空気が入るように斜めに立てかけるようにして置いておきましょう。

煮沸前の注意点

瓶の耐熱温度を確認する

煮沸の前に、まず、使いたい瓶の耐熱温度を確認しましょう。

購入してきたものであれば、耐熱温度の表示がある事が多いです。

今回ご紹介する煮沸消毒の方法には、耐熱温度100度以上が必要です。

食べ終わったジャムの瓶を再利用したい場合は、耐熱温度などは書いていませんが、正しい方法で煮沸消毒をすれば問題なく使用できますよ^^

急激な温度変化を避ける

また、ガラス瓶は急激な温度変化によって割れる事があります。

40度以上の温度変化があると、割れる可能性があるので、ガラス瓶を煮沸消毒する場合は必ず水から温めるようにしてください。

熱湯の中にいきなり瓶を入れると割れてしまう可能性があります。

瓶の割れ防止に布巾を使う

また、沸騰後、火が強いままにしておくと、瓶が鍋の中で動いて鍋とぶつかり割れる可能性もあります。

それを防ぐために、煮沸するときは、沸騰したら弱火に切り替える、もしくは、なべ底に布巾を敷いて、その上に瓶を載せて煮沸するようにするといいですよ。

なべ底に布巾を敷くことで、瓶と鍋がぶつかるのを軽減させることができます。

大きい瓶の消毒方法

らっきょうや梅酒などを漬ける時には、大きい瓶を使って漬けることも多いですよね。

そのような大きい瓶の場合は、鍋に入らないので煮沸消毒はできません。

煮沸消毒が出来ない大きいものや、耐熱温度が低くて煮沸出来ないものの消毒をする場合は、アルコール消毒をしましょう。

◆アルコール消毒として使えるおすすめのもの
・焼酎(アルコール度数35度以上のもの)
・食品にも使える消毒液

梅酒を作る時に使うホワイトリカーや、パストリーゼという消毒液も使用できます。


ドーバー(DOVER) パストリーゼ77(スプレーヘッド付)500mlアルコール除菌 パストリーゼ

パストリーゼは食品に使うことも出来て、SNSなどでも話題になっていました。

アルコール77%と高い殺菌力があり、食品添加物としても認められています。

食品に直接吹きかけることも出来るということで、食品を入れる瓶の消毒にも安心して使う事が出来ますね。

アルコール消毒の仕方

1.瓶をキレイに洗い、乾燥させる。

時間がなければ、キッチンペーパーで拭いてもOKです。

布巾などを使うと、布巾の繊維が瓶に残ってしまう事があるので、キッチンペーパーを使うのがおすすめです。

2.消毒する

焼酎なら少量入れ、瓶を振って、瓶すべてにアルコールが付くようにします。

消毒液なら、瓶の中全体に吹き付けます。

そのまま自然乾燥させるか、キッチンペーパーで拭きとれば完成です。

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食品を長持ちさせるためにもうひと手間!

ジャムやソースなど小さい瓶に食品を入れる場合、「脱気」というのをしておくと食品をさらに長持ちさせる事ができます。

この脱気をしておくと、空気を好む細菌の活動を抑える事が出来ます。

脱気の仕方

1.消毒した瓶に食品を詰め、軽く蓋をしめる。
2.鍋に瓶を立てて入れて、食品と同じ高さまで水を入れる。
3.火をつけて沸騰させ、弱火で20分ほど煮沸。
4.瓶を取り出し、蓋を一瞬ゆるめて空気を抜く。
このとき、空気が抜けるシュッという音がすることも^^
5.しっかり蓋をしめて、瓶を逆さまにして冷ます。

作業中は軍手や鍋つかみなどを使って、やけどをしないように気をつけましょう。

しっかり脱気できていれば、蓋の真ん中がへこみます。

瓶に食品を入れる時は、瓶の9割ほどの量を目安に詰めましょう。

詰める食品の量が少ないと、煮沸中に蓋が飛ぶ場合もあるかもしれません。

まとめ

瓶の煮沸消毒の方法をご紹介しました。

煮沸消毒は、特別な道具も必要なく、すぐに出来る方法です。

しっかり消毒をしておけば、作った食品も長く保存する事が出来ます。

小さい瓶なら、一緒に脱気の作業もしておくと、さらに長く保存する事が出来るので、ぜひ試してみて下さいね。

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