冷蔵庫の自動製氷機の掃除は、なんだか難しそうですよね。
タンクにも、いろいろパーツがついていたりしますし、水が通っていく管なんかは取り外したりもできないですし。
でも、クエン酸があれば、パっと簡単に掃除することができます。
今回は、クエン酸を使って製氷機を掃除する方法をご紹介します!
クエン酸で掃除する方法
クエン酸で内部をキレイにする方法
自動製氷機は、お水を入れるタンクから水を送り出して、内部で氷を作ってくれる仕組みになっています。
この内部は、取り外したりすることもできないので、掃除ができない部分です。
説明書をみてみても、内部の掃除までの説明はありませんでした。
でも、この見えない部分が気になりますよね~。
特に氷がイヤなニオイがするようになってきたら、内部が汚れているのが原因かもしれません。
そこで、使えるのがクエン酸です。
まずは、クエン酸で内部を掃除する方法をご紹介しますね。

まずは、残っている食べられる氷は、もったいないですし、掃除中でも氷が使えるようにジップロックに入れて冷凍庫に移します。

掃除には、半日~1日以上かかるので、コレでその間も氷を使うことができます。
■必要なもの

・クエン酸 大さじ1
・水 300ml
・あれば食紅 専用スプーン1/4くらい
■掃除の仕方

1.いつもお水を入れているタンクにクエン酸、水、食紅を入れてクエン酸が溶けるまでかき混ぜます。
食紅は、何色でもいいですが、赤が一番分かり易いので、赤にしました。
2.フィルターに食紅の色がついてしまうとイヤなので、フィルターは取り外します。
わが家の冷蔵庫は蓋側についているパイプの部分についていました。簡単にとれます。

フィルターは水で洗って、乾かしておきます。
3.その後、いつも通り貯水タンクをセットして氷をつくりましょう。
これだけで、内部にクエン酸水が行きわたるので、見えない部分もキレイにしてくれますよ。

氷は、食紅をいれているのでピンク色になります。
この氷が落ちるトレーの底にスポンジのような防音マットが敷かれている場合は、氷が出来る前に取っておきましょう。
食紅の色がついてしまう事があります。
4.出来たピンクの氷は捨てて、タンクも一度水洗いをします。
5.もう一度、水を入れて、氷を作ります。
2~3回ほど氷を作って氷がしっかりいつもの色に戻ればOKです。
掃除が終わったら、フィルターを忘れずに取り付けてくださいね。
食紅がない時は?
食紅は、ない場合はいれなくてもいいです。
汚れが取れる成分が入っているわけではありません。
クエン酸水が残っていないことを目で確認しやすくするためと、誤食を防ぐために入れます。
家族が間違って食べてしまわないようにだけ気を付けて下さい。
わが家では、口頭で家族に知らせる+メモも貼っています。

それでも、コンタクトを外した状態の夫がピンクの氷を食べてしまったこともありますが・・・。
一応、クエン酸なので、身体に異変はなかったようです。
クエン酸でも、食べてもいい「食用クエン酸」と食べることを想定して作られていない「掃除用クエン酸」の2種類があるので、掃除用の場合は、食べないようにしてください。
食紅を入れていない場合でも、クエン酸入り氷が出来たらすぐに捨てて、そのあと2~3回は氷を作って捨てるを繰り返せばOKです。
貯水タンクの掃除方法
内部の掃除が出来たら、お水を入れるタンクとそのパーツも掃除しましょう。

基本は、すべて水洗いだけでOKです。
とれるパーツはとって、柔らかい清潔なスポンジでやさしくこすって流水で流します。
硬いスポンジでこすったりすると、傷がつき、そこに汚れがたまりカビが生えやすくなります。
吸水ポンプはさっきクエン酸に付けていたので、カルキなどの汚れもとれていると思います。
他の部分で、まだ白いカルキ汚れがある場合は、クエン酸水につけておきましょう。
トレーの掃除方法
氷を受けるトレー(引き出し)も、丸ごと外せる場合は外して、流水で洗い乾かしておきます。
水分が残ったまま戻してしまうと、霜の原因にもなるので、確実に乾かして、キレイな状態で戻しましょう。
おすすめの自動製氷機用洗剤

氷クリーン 自動製氷機洗浄剤 3回分
自動製氷機用の洗剤も売られています。
この氷クリーンは有名です。
100均でも売られているみたいですが、私は見つけられたことがなく・・・。
大体、購入したい時はAmazonで購入しています。
1包1回分と使い切りになっているので、便利です。
掃除の頻度
製氷機の掃除の頻度も気になりますよね。
掃除の頻度は、パーツ毎にちがいます。
週1で掃除するパーツ
給水タンク、給水タンクの蓋、蓋のパッキン、フィルターは週1で掃除します。
流水で流すだけなので、水を入れ替える時にパッとやってしまえばいいですね。
フィルターは、メーカーにもよりますが、大体3~4年で買い換えです。
Amazonなどで数百円で購入できる場合が多いですよ。
月1で掃除するパーツ
給水ポンプ、給水パイプは月1で掃除します。
貯水タンク内の水を吸い上げるパイプ部分です。
年1で掃除するパーツ
氷受けトレーは、年に1回。
開け閉めが多い場所なので、開けた時に埃が入ったりしてしまっている事もあります。
清潔な氷を食べるために、ココも忘れずに掃除しましょう。
不定期に掃除
基本は、水洗いが推奨されているので、頻繁にクエン酸掃除はしなくていいと思います。
氷のニオイが気になったときや、しばらく製氷機を使っていなかった時などがいいタイミングです。
定期的にやっておきたいときは、年1~2を目安にやってみるといいですね。
氷が臭い原因
ここまでの掃除で、氷が臭かった人も無臭の氷になっていると思います。
氷が臭かった原因としては、製氷機についたカビや水垢が原因の事が多いです。
また、ちょっと昔の冷蔵庫の場合は、庫内の冷却システムが一つしかなく、冷蔵室や野菜室などの空気が氷のところまで流れてきている場合もあります。
そうすると、冷蔵庫内の食品のニオイが氷にうつったり、貯水タンクも冷蔵室にあるので、水にダイレクトに食品のニオイがうつっていることもあり得ます。
その場合は、庫内の掃除をして、臭いのキツイ食品はジップロックなどに入れたりして、臭いが漏れないようにするなど対策をしましょう。
カビを防ぐ方法
キレイに掃除した後はできるだけ、キレイを保っておきたいですよね。
製氷機でカビを予防するには、氷を作る水は水道水を使うことです。
口に入れるものなので、どうしても浄水器の水やミネラルウォーターを使いたくなりますよね。
なんとなく、ミネラルウォーターで作ったら氷も美味しそうな気もします。
でも、氷を作る時は、水道水で作るのが一番です。
水道水にはカルキ(塩素)が含まれていて、雑菌が増えないようにしてくれるので、浄水器の水より腐りにくいです。
水道水を使って氷を作る事で、カビ予防にもなるんですよ。
また、タンクのお水は、こまめに入れ替えるようにしましょう。
少し残った水は捨てて、軽く水ですすいでから新しい水を入れるといいですよ。
まとめ
製氷機の内部は、クエン酸を使って掃除することができます。
ひどい汚れになる前に、掃除の頻度を目安にして、こまめに掃除をするようにしましょう。
タンクの内部に汚れをつかせないために、貯水タンクなどがキレイな状態であることが大事です。
水を入れ替えるタイミングで、汚れの確認もしておくといいですね。
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