打ち水のやり方!涼を感じる効果的で正しい方法は

打ち水のやり方 生活の知恵
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打ち水というと、着物を着ている女性が家の前の道に、ひしゃくと桶を持って水を撒いているイメージがあるんじゃないでしょうか。

日本の伝統的な涼の取り方の一つでもありますよね。

最近は、夏で35度を超える地域も続出するほどの酷暑ですが、それはエアコンの使用や道路のアスファルト化なども原因の1つとも考えられています。

こんな状態の熱さを少しでも和らげるのには、昔からある打ち水をするのがおすすめです。

今回は、打ち水について詳しくご説明しますね!

他の部屋を涼しくする方法を知りたい方はこちら↓
【部屋を涼しくする方法!体感温度も下げて節電&夏を乗り切る!】

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打ち水の正しいやり方

打ち水というのを知ってはいるけど、実際にはやったことがないという人も多いですよね。

私も最近までやったこともなかったんですが、水をまいた後に窓から入る風が涼しく感じて気持ちがいいので、お家にいられる日はやっています^^

子供にお願いするとびっしょびしょになりつつ、楽しんでやってくれるのでおすすめです。

水のまき方

打ち水のやり方は、桶とひしゃくがなくても、バケツに水を入れて、手でバシャバシャと撒いてもOKです。

ペットボトルやじょうろを使ったり、ホースから直接水をまいたってOKです。

自分のやりやすい方法で水を撒くのがいいですね。

節水やエコの観点からいうと、お風呂の残り湯だったり、雨水をバケツに溜めておいたり、掃除に使った水を使ったりなどをするのがいいとされています。

夏は節水を心がける時期でもあるので、なるべくお水の二次利用を工夫して考えてみると良いと思いますよ。

水を撒く場所は?

一軒家の人の場合は、玄関先やお庭があればお庭などに撒きます。

私は、窓の近くの地面に巻いたりしていますよ^^

マンションやアパートなどの時は、ぜひベランダに。

ベランダが涼しくなるので、お部屋に入る風も涼しくなりますよ。

この時に出来れば、日陰になっている部分に打ち水をするのがいいとされています。

日光が当たっている場所にかけても、焼け石に水・・・じゃないですが、すぐに水が蒸発してしまい、湿度だけが上がってしまうと言われています。

ただ、私は、陽が当たる所にもかけちゃってますよ~。

確かに、掛けた瞬間はムワッとした空気が上がりますが、そこを超えてもう少し水を撒いておくと、意外と涼しく感じるからです。

これは、陽の当たり方だったり、状況にもよって違うと思いますし、自分で色々試してみることをおすすめします^^

日陰だけにかけたいけど、日陰がないという場合は、物を置いて日陰を作ったりするのもいいですよ。

他には、お家の壁にかけるのもおすすめです。

壁にこもった熱を冷ましてくれますし、エアコンの室外機の周りにも打ち水をしておくと室外機から取り込む空気も冷たくなって、エアコンの効き具合もよくなります。

あと、すだれを窓の外にかけている人は、すだれにもぜひかけてみてください。

すっごい涼しいですよ~。

ついでに窓にもかけたりしているので、窓からくる熱も和らげてくれている気がします。

打ち水をする時間帯

時間帯は、朝や夕方の時間帯にやるのがいいと言われています。

朝はまだ気温が高くない状態なので、その時に水を撒いておくと午前中は涼しく過ごせますし、夕方は夜の暑さを和らげてくれます。

朝と夕方なので、お外に置いているプランターのお花に水をやるついでに、パッと撒いちゃってます^^

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打ち水をするときの注意点

打ち水をするときには、いくつか注意点もあります。

車通りのある所ではやらない

車の通りの多いところでは打ち水はしない方がいいでしょう。

お水を撒いている時って、なんとなく無心になってやっちゃったりもします。

車に気付かず、事故になってしまっても危ないので、お家の前が車通りの多い所ならやめておきましょう。

玄関ポーチや自分の敷地の駐車場、犬走りなどに打ち水をすれば十分ですよ。

マンホールや金網には打ち水をしない

マンホールや雨水を流す側溝にかぶさっている金網がありますよね。

そういう場所は水で濡れることで滑りやすくなります。

そこにオートバイや自転車が走ってしまうと転倒してしまう可能性が高くなります。

私も雨上がりに自転車で転びそうになりましたし、実際すっごい勢いで転んでいる人を見た事もあります。

それから雨が降った後などに、自転車を乗っているときは、マンホールの上は絶対に走らないと私も決めていますが、晴れてる時には気にしてないので、そこに打ち水をされてたりしたら、絶対転ぶと思います・・・。

危険なので、マンホールなどには打ち水をしないようにしてくださいね。

熱中症に気を付ける

朝夕に打ち水をするといっても、暑い日は暑いので、帽子を被ったり、冷たいタオルを首に巻いたりと、熱中症対策をしましょう。

そんなに長い時間をかけて撒かなくても大丈夫です。

打ち水をして涼もうと思っている所で熱中症になってしまったら、打ち水の意味がなくなってしまうので気を付けて下さいね。

打ち水の原理と歴史

打ち水をするとなぜ涼しくなる?

先ほどから、打ち水をすると涼しくなるよ~と書いてますが、どうして打ち水をすると涼しくなるのかはご存知ですか?

これを知っておくことで、更に効果が感じやすいと思いますよ。

打ち水をすることで気温が下がるのは、気化熱が関係しています。

気化熱は、水と接している部分から水分が蒸発する時に、その部分の熱を奪う事で温度を下げる効果のことです。

打ち水もその原理を利用しています。

打ち水をすると熱い地面の熱が水と接することで、水分を蒸発させ、その時に周辺の温度がさがることになります。

後は視覚的な効果からも涼を感じられるようになっています。

地面に打ち水をしている=涼しいそう

浴衣を着て打ち水をしている=夏らしくて涼しく見える

打ち水をしている=気持ちよさそう

などの視覚的効果も重なることでより体感温度が下がり、涼しさを感じやすくなります。

風鈴がなっているだけで、涼しく感じるのと同じですかね。

打ち水の歴史

打ち水は、昔からされているイメージがあると思いますが、いつ頃からやっているかご存知ですか?

なんとなく、平安時代の雅な時代にはあったのでは?と思いたいところですが、実は打ち水が行われるようになったのは、茶道が行われるようになってからとなっています。

安土桃山時代くらいから茶の湯の作法の1つとして打ち水が行われていたようです。

一般的庶民まで打ち水を行うようになったのは、江戸時代に入ってからと考えられています。

夏の涼しさを求める他には、土ホコリをあげないようにする、お客を招くときに心地よく来てもらうために打ち水をしていました。

玄関前に撒くのも、外を歩いている人が涼しく感じられるようにという日本人のおもてなしの気持ちが込められている感じがして、素敵ですね。

まとめ

打ち水の仕方や打ち水を行う時間帯などをご紹介してきました。

最近では町全体で打ち水大会的なイベントを行ってヒートアイランド現象を抑えようという試みも行われています。

エアコンの普及や道路のアスファルト化などによって、熱が逃げにくい状況になっていますから、打ち水を行う事で少しでも地球温暖化に歯止めがかけられるといいですよね。

打ち水をすることで、エアコンを使う時間が短くなったり、節約にもつながると思うので、ぜひやってみて下さいね。

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