揚げ物をした際に出る揚げ油の残りは、そのまま捨ててしまうのは勿体ないですよね。
なんとかちゃんと再利用したいとは思うけど、方法がわからずに困っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、揚げ物で出た揚げ油の残りを再利用する方法をご紹介します!
茶殻など他のものの再利用方法はこちら↓
【リユースできるものの再利用の例とアイディアいろいろ紹介】
揚げ油の再利用するための準備
一度使った油は、次に使うためにしっかりと処理をしておく必要があります。
カスを取る
揚げ物をした後には、衣のカスなどがたくさん浮いていますよね。
これが残ったまま油の保存をしてしまうと、油傷んでしまいます。
アク取りなどの目が細かいものを使って、しっかりカスを取り除いて下さい。
油を濾す
カスがあらかた取れたら、まだ油が温かいうちにしっかり濾しましょう。
ザルの上にキッチンペーパーを敷いて、油をこしていきます。
キッチンペーパーを使う事で、しっかりと細かいカスまで取り除くことが出来て、キレイな状態の揚げ油を残す事ができます。
油が冷めてしまってからだと、油に粘り気がでて、上手くこすことができません。
冷めきる前にやって下さいね。
保存に適した容器
油をこしたあとは、容器に保存します。
出来れば、専用のオイルポットを使うのが一番いいでしょう。
オイルポットは劣化が進まないように、空気や光、熱などを遮断する造りになっています。
油をこすことができる網がついているものもありますし、専用のものの方が使いやすく、劣化を抑えながら保存できます。
オイルポットの中でも、これがおすすめです!
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油をろ過する機能がついていて、油の色やニオイがキレイになります。
3回使った油を普通に保存した場合とこのオイルポットを使った場合の油の違いが、このオイルポットの商品ページで紹介されているんですが、全然違っていてビックリしました。
このオイルポットを使うだけで、油がかなり長持ちしそうです。
よく油を再利用する方は、絶対チェックしてみてください!
どうしてもオイルポットがない場合は、お家にあるビンを使いましょう。
出来れば、色付きのの光を通さないタイプのビンがあればいいですが、透明のビンの場合は、アルミホイルをまきつけて、光を遮断するといいですよ。
空気に触れるのはよくないので、ビンの口もしっかり蓋で閉じておきましょう。
揚げ油の保存場所
一度使った揚げ油は、酸化しやすいです。
なるべく光に当たる事がない冷暗所で保存しましょう。
キッチンの引き出しや棚の中などがいいですね。
揚げ油の再利用は何回まで?
揚げ油の再利用は、しっかりと処理をしていれば3~4回までは使えます。
保存期間の目安は2~3週間と言われているので、なるべく早く使い切る方がいいですね。
油の再利用は、揚げ物だけじゃなく、炒め物にも使えます。
炒め物に使えば、結構早く消費できるので、頻繁に揚げ物をしない人にもおすすめです。
油を劣化させないために
なるべく油を劣化させないようにするには
・高温で揚げない
・食材の水を切る
この2つが大事です。
高温で揚げた油ほど、劣化のスピードは速くなります。
また、水が油に混ざってしまうと、油の傷む原因になるので、できるだけ食材の水は切る、また蓋をする場合は、蓋につく水滴を落としてしまわないようにしましょう。
また、保存の時に光に当てない、空気に触れさせないように密閉するなどにも気をつけましょう。
揚げ油を捨てる目安
揚げ油の劣化の見分け方
3~4回使う前に、油の状態が以下のようになってしまったら、油は劣化していると判断して捨てるようにしましょう。
1.色が茶色い
2.粘り気がある
3.臭い
4.食材が見えないくらい泡が出る
5.すぐ煙がでる
色が茶色になってきたり、トロッと粘り気がでてきた油は劣化しています。
また、ニオイがある場合も、そのまま使うと美味しい揚げ物にはならないので、処分しましょう。
食材を入れた時に、ブクブクと泡が出ていつまでも消えないような状態の場合や、180度ほどの温度でも煙が出てくるようであれば、油はかなり劣化しています。
寿命が来たと思って、その油は捨てて、新しい油に切り替えましょう。
揚げ油の捨て方
油を捨てる時は、しっかりと冷ました状態で、ボロ布や新聞紙、キッチンペーパー等に油を吸わせてから、可燃ごみに出します。
牛乳パックの中に新聞紙等を入れて、その中に油を注ぎ、口をテープで止めるなどすると簡単です。
また、油を捨てる用の凝固剤なども売られています。
消費期限の切れた小麦粉を入れて固めるという方法もありますよ。
揚げ物の残り油を減らすのもおすすめ
たっぷりの油で揚げ物をするのもいいのですが、我が家では、残り油がでないような揚げ物の仕方をしています。
ご紹介した通り、揚げ油を再利用する時の処理は、結構めんどうです。
さらに、使った油はどんどん酸化していきます。
酸化した油を摂取することは、あまり身体にとっていいことではありません。
出来るだけ、油を再利用せず、毎回新しい油で揚げる方が健康にはいいです。
そのためには、揚げ油に使う油の量を少なくしましょう。
トンカツや唐揚げでも、鍋底から2~3センチくらいの量の少ない油でしっかり揚がります。
もっと少ない量の油にして、「焼き揚げ」という方法もあります。
少ない量の油での揚げ物にすると、片付けの時には、軽くキッチンペーパーで油をふき取るだけで終わるので、とっても楽ですよ^^
まとめ
揚げ油の再利用方法をご紹介しました。
揚げ油の再利用をする際には、しっかりと処理をしてから、保存するようにしましょう。
あまり長い事保存できるものでもありません。
2~3週間程度なので、炒め物に使うなどして、出来るだけ早く使い切りましょう。
毎回、使い切れないなぁという場合は、始めから油の量は少ない量で揚げるなどの工夫をすると油の節約にもなりますよ^^
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