お料理中、塩を使おうと思った時に、塩が固まってしまっていて使いにくいという事、よくありますよね。
頑張って、手で砕いたりしながら使ってみても、時間はかかるしめんどくさい。
一度、砕いてパラパラの状態にしても、またすぐ固まってしまったりして、困りますよね。
そこで今回は、塩が固まらないようにする方法をご紹介します。
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固まった塩の戻し方
固まってしまっても料理に使うことはできますが、使いづらいのが困りますよね。
炒めものをしている最中に、なかなか塩がサラサラにならない!なんて困るシーンも増えてしまいます。
そうなる前に、固まってしまった塩をパラパラの状態に戻しておきましょう。
フライパンで煎る
固まった塩はフライパンで炒るだけで簡単にパラパラに戻ります。
フライパンでのいり方
1.小さいフライパンに固まった塩を入れます。
2.弱火にかけながら、木べらなどで固まりをつぶしながらかき混ぜます。
3.塩がパラッとなってきたら火を止めて、サラサラになるまで混ぜます。
油などはひかずに、乾煎りして下さいね。
天然塩などのちょっとしっとりした感じの塩をサラッとさせたい時にも、同じようにいるとサラサラパラパラのお塩になりますよ。
電子レンジで温める
フライパンよりも、もっと手軽で簡単なのが電子レンジを使った方法です。
◆やり方
1.耐熱皿に固まった塩をのせます。
2.くだける固まりは砕いておきます。
3.レンジで30秒~1分ほど加熱します。
4.冷めたら、フォークなどで潰すか、袋などにいれてから手で細かくほぐします。
電子レンジの方が手軽にできるので、ぜひやってみて下さいね。
塩が固まる理由は?
塩が固まる原因は『湿気』が原因です。
塩は、湿気を吸収することにより、少し塩の表面が溶けてしまいます。
そして、また乾こうとするときに、周りの塩とくっついて、徐々に固まっていきます。
このように湿気が原因で固まってしまっているので、フライパンや電子レンジで加熱する事で、元のパラパラの状態に戻す事ができるんですね。
塩が固まらない保存方法は?
塩が固まれば、乾煎りや電子レンジを使って元に戻す事はできますが、出来ればもう固まらないようにもしておきたいですよね。
その場合は湿気がより少ない環境や形で保存することが必要です。
買ってきた塩の袋の口をそのまま輪ゴムやクリップで止める方も多いと思いますが、この方法では湿気を防ぐことは出来ません。
まず袋のままではなく、プラスチックやガラスのしっかりと蓋がしまる容器に移しかえることが必要です。
私は蓋がしっかりと密閉する事の出来るタイプのガラス容器にいれています。
そのため、ほとんど固まることはありません。
簡単なものではなく、しっかり中を密閉できるようなタイプだと、より湿気を防ぐことが出来ると思います。
他には、密閉できる容器や蓋がなくても
・パスタ
・マカロニ
・生米
などを塩が入っている容器の中一緒に入れておく方法もオススメです。
パスタなどは水分を吸収するため、余計な湿気を除去してくれますよ。
お塩100gに対して、マカロニなら3~5本程度でOKです。
可愛い形のパスタを入れると、なんかオシャレに見えます^^
使ったお米やパスタは月1回など定期的に新しいものに交換しながら保管していきましょう。
またキッチンは水や火を使うので、湿気が溜まりやすい場所になります。
空いた空間に除湿剤などを設置したり、換気扇を回す、窓があれば窓をあけるなど積極的に除湿していくといいですね。
どこに保存するのがいい?常温?冷蔵?
さて保存の容器や方法のお話をしましたが、次に考えるべきは場所ですね。
調味料は、常温で保存したほうがいいものと、冷蔵で保存した方がいいもの、色々とありますが、塩の場合は常温保存がおすすめです。
冷蔵庫のように室温が低くなると湿度も下がるので、一見良さそうに思えます。
でも、冷蔵庫は扉の開け閉めが多くなる分、庫内の温度が安定しないことも多いため、逆に湿気が発生しやすい環境でもあるんです。
特に、冷蔵庫で冷やした塩を使う時に冷蔵庫から取り出した時の温度変化はとても大きいです。
冷蔵庫で冷えたものを常温で出しておくと、結露したりしますよね。
それと同じで、塩にも結露が起こってしまい、逆に湿気を発生させて固めてしまう事にもなります。
常に常温の場所ではそのような温度変化は起こらないので、塩の保管場所は基本的に冷蔵ではなく、常温で保存することをオススメします。
塩の賞味期限はある?
塩を長く保存する時に少し気になるのは、賞味期限ですよね。
実は塩には賞味期限がありません。
賞味期限というのは、JAS法で決められているものです。
未開封で正しく保存していた場合の『品質が変わらないまま、美味しく食べられる期限』の目安になります。
塩は、時間経過による品質の低下がないため腐ることがありません。
なので食品衛生法により、賞味期限の記載がなくてもよいと定められています。
ということは、最低限の環境が整っていれば、長い期間であっても悪くなることがないんですね。
だから、もし固まってしまっても品質は変わらないので、問題なく食べれますよ。
まとめ
塩は湿気に弱く、すぐに固まってしまいます。
固まってしまったら、加熱をして元に戻してあげる。
固まらないように、湿気対策をすることが大切です。
湿気の少ない環境で、正しく保管をすれば、常に美味しくて使いやすい、いい状態で維持ができますよ^^
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