冷蔵庫の中やドアのパッキンの部分に、黒いポツポツや白いホワホワを発見したら、それはカビの可能性が高いです。
冷蔵庫は、食べ物を保管する場所なので、カビが生えたままにしているのはイヤですよね。
カビを見付けたら、出来るだけ早く掃除をして、それ以上広がらないようにしましょう!
今回は、冷蔵庫に生えてしまったカビの掃除方法、カビの原因と予防方法についてご紹介します。
冷蔵庫のカビの掃除方法
冷蔵庫内のカビの掃除の仕方
冷蔵室などの冷蔵庫内に生えてしまったカビは、サッと拭くだけでキレイに取り除く事が出来ます。
ただ、すでにカビが生えている場合は水拭きをしただけでは、ダメ。
水拭きだけでは、他の場所にカビを広げてしまう可能性があります。
アルコール除菌スプレーなどを使用して、カビの除菌をしながら拭きましょう。
やり方は簡単です。
冷蔵庫内の食品を取り出し、アルコールスプレーを吹きかけたら、清潔な布巾やキッチンペーパーで拭きとります。
カビは、目に見えない胞子を飛ばしている可能性もあるので、出来ればカビの生えた場所だけじゃなく、他の場所も全部アルコールで拭いておきましょう。
アルコール除菌スプレーがない場合は、塩素系の漂白剤を5倍の水で薄めて、スプレーし少し置いてからしっかりと水拭きでふき取ります。
ゴムパッキンのカビ
扉部分についているゴムパッキンにもカビは生えやすいです。
カビが生えてしまったら、まずは、麺棒などでゴミを丁寧に取り除きます。
その後、アルコールでふき取るだけでもOKですが、ゴムパッキンの場合は、カビの色が移ってしまっている事も多いです。
アルコールだけでは、カビの色を取る事は出来ないので、塩素系漂白剤を使用しましょう。
おすすめの漂白剤はキッチン泡ハイター。
キッチン用品に幅広く使う事が出来て、泡で出るタイプなので飛び散りにくく、液もカビにとどまりやすいので、使いやすいです。
キッチン泡ハイターなら、薄めることもしなくてOK!
キッチンぺーパーにひと吹きして、液がついている部分をパッキンのカビの上にのせて15分ほど置いたら、念入りに水拭きしてふき取ります。
原液のハイターやキッチンハイターなどは、5倍に薄めて同じように使用しましょう。
ハイターで漂白している間は、扉をしめることができないので、冷蔵庫の電源は落としておくとブザー音も気にしなくてすみます。
電源を落とすのが難しい場合は、庫内の冷気が逃げないように少しだけ開けた状態にしておきましょう。
ハイターなどの塩素系漂白剤使用の注意点
塩素系漂白剤は、酸性のものと混ぜると有毒なガスが出ます。
冷蔵庫の掃除のときに使用する場合、特に注意するのは、アルコールや食酢、クエン酸などと混ざらないようにすること。
同時に使用は絶対NGです。
塩素系漂白剤を使用したい場合は、水拭きも必ず確実に行ってくださいね。
薄めたとはいえ、かなり強い洗剤なので、残ったままだと冷蔵庫内の腐食や劣化につながります。
出来れば新品の清潔な布巾を使うか、使い捨てのキッチンペーパーなどを使用して水拭きをしておくと新に菌がうつる心配もありませんよ。
また、食材(特に野菜など)に漂白剤がつくと危険ですので、食材はしっかり外に出して、絶対に漂白剤が付かないように気を付けてくださいね。
製氷機にもカビが生えやすい
製氷機にもカビは生えやすいです。
常に水を使っている状態ではあるので、当然ですよね。
特に自動製氷の場合は、こまめに水を入れるトレーや部品は中性洗剤とスポンジで洗って乾かしておきましょう。
中までは自分で洗う事はできませんが、製氷機専用のクリーナーも売られているので使用すると簡単に掃除する事が出来ますよ。
冷蔵庫のカビの原因
低温の状態が保たれている冷蔵庫で、どうしてカビが発生するのか不思議ですよね。
その原因を知っておけば、次からカビが生えるのを防止することもできるので、原因も確認していきましょう!
冷蔵庫の中のカビの原因は、実はいろいろあります。
・食品についてりる土にカビ菌が含まれている可能性がある
・食品にカビが生えた事で庫内に広がる
・ドアの開閉による庫内の温度上昇
・ドアの開閉による結露
・食べ物のカスや汁など栄養になるものが多い
・パッキンの劣化により密閉されていない状態
これらの原因があります。
カビが繁殖しやすい状況は、温度が25~30度と温かい状態で、冷蔵庫の中には関係なさそうですが、カビが活動できる温度は0度~50度。
冷蔵庫内でも十分活動は出来るんです。
そこに、開閉による結露の発生で、水分が豊富な状態になり、食べ物のカスや汁など栄養になるものもあるので、カビが生えてしまう環境になってしまいます。
気づいたら野菜にカビが生えていたという事もあると思いますが、そのカビが庫内に広がっていくということも。
パッキンの劣化によって、ドアがしっかり密閉されない状態にある場合も、庫内が十分冷えない、湿気が入りやすいということになるので、注意が必要です。
冷蔵庫のカビの予防方法
では、原因が分かったら、予防をして、出来るだけカビが生えにくい環境を作りましょう!
ドアの開閉は短時間で
ドアの開閉が多いと、庫内の温度が上がってしまいます。
また湿気の多い時期だと、部屋の湿気が冷蔵庫内に入り込んでしまい、カビには嬉しい環境に。
出来るだけ、すばやく物を取り出しましょう。
食品がどこにあるかがわかるように、大体の物の位置を決めておくと、探す必要もないのでパッと取り出す事が出来ます。
わが家でも、ヨーグルトなどの乳製品はこの位置、飲み物はこの位置、調味料はココとすべて場所が決まっています。
在庫の把握もしやすいのでおすすめですよ。
食品のカビに気を付ける
買ってから時間が立ってしまった野菜や、冷蔵庫の奥で忘れられた食品を発見したときに、カビが生えていた!という事はよくあるんじゃないでしょうか?
カビは、胞子を飛ばすので、食品にカビが生えてしまうと、それが庫内に広がる可能性が。
こまめに冷蔵庫の中を整理にして、買ったものから順番に食べていくなど、長期間冷蔵庫に放置されないように気をつけましょう。
食品を忘れ去らない工夫としては、私は週に1回のまとめ買いをしています。
そうすると、ほとんどの食品を1週間で食べきるので、買い物をする日にはほぼ食品がない状態に。
残った食品も少ないので、状態をチェックしやすくなります。
冷蔵庫の中にあるもので、食事を作る工夫をするようになるので、食品ロスが少なくなりますよ^^
汚いと思ったらすぐ拭く
「ココ汚れてるな」と思ったら、その部分だけでもすぐに掃除する事です。
一滴だけ醤油が垂れてるな・・・とか、ココに野菜カスがあるなと思ってしまったら、その日の内にその部分だけでも掃除をするようにします。
汚いのを見てしまった部分だけの掃除でOK。
一部だけの掃除なら、日々の家事の中でも、負担にならずに掃除できます。
こまめに汚れをふき取っておけば、カビに栄養を与えることもありません。
冷蔵庫のパッキンを交換
冷蔵庫のパッキンが破れていたり、割れたりと劣化している場合は、パッキンだけ交換する事が出来ます。
パッキンの劣化のせいでカビの原因になるだけじゃなく、霜がつきやすくなったり、冷気が常に漏れている状態なので、電気代も高くなります。
パッキンの交換は、自分ですることが簡単に出来るタイプもありますし、電気屋さんなどで修理もしてもらえます。
カビ以外にもよくないので、パッキンの劣化がある場合は、交換も考えましょう。
まとめ
冷蔵庫のカビの掃除方法についてご紹介しました。
特に難しい手順はなく、アルコール除菌か漂白剤を使用すればサッとお掃除する事が出来ます。
漂白剤を扱う時にだけ、注意をして掃除して下さいね。
カビが生えないように数か月に1回は定期的に拭き掃除+除菌だけでもしておくと、大変な汚れやカビは付きにくくなります。
大がかりな掃除は大変なので、こまめに掃除する習慣をつけられるといいですね。
冷蔵庫の大掃除の仕方はこちら↓
【冷蔵庫の掃除方法!場所ごとに分ければ簡単短時間で出来る】
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