揚げ物には欠かせないパン粉。
ハンバーグを作ったりするのにも使ったりもしますが、毎回使い切れずに少し残ってしまいます。
残ったパン粉はいつも保存しておくのですが、どう保存するのが正しいのか悩みますよね。
今回は、パン粉の正しい保存の仕方と、最後までしっかり使い切れるようにする工夫をご紹介します。
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【調味料の保管場所と正しい保存方法はコレ!劣化を防いで安全に】
パン粉の保存方法
パン粉の保存方法といっても、パン粉の種類によってかわってきます。
パン粉には、乾燥パン粉と生パン粉という2種類のパン粉があるのはご存知でしたか?
それぞれ保存の仕方か少し変わってくるので、種類別にご紹介しますね。
乾燥パン粉の保存方法
スーパーでよくたくさん置いてあるのは、乾燥パン粉ですし、扱いも楽なので乾燥パン粉を使っている人も多いんじゃないでしょうか。
私も乾燥パン粉を使っていますが、乾燥パン粉というのは、パン粉に含まれる水分が14%以下のものをいいます。
結構カサカサした状態で、揚げ物がカリッと仕上がります。
この乾燥パン粉の保存方法としては、未開封でも開封後でも常温で保存することが可能です。
ただ、常温保存だと虫の心配があります。
こういう粉もの類につく虫って、信じられませんがビニールの袋を食い破って中に侵入するんですよ。
そういう事を考えると、常温保存よりも、冷凍保存することがおすすめです。
乾燥パン粉に含まれる水分は非常に少ないので、冷凍してもカチカチに固まって凍ることはありません。
パン粉同士がくっついてしまう事もないので、冷凍してもサラサラしたまま。
解凍などもせずにすぐに使う事が出来るんですよ^^
冷蔵保存でもOKですが、扉の開け閉めの頻度が少ない冷凍庫の方が温度変化も少ないので、どうせなら冷凍保存しておくのがいいでしょう。
乾燥パン粉の冷凍の仕方
冷凍するときに便利なのがペットボトル!
小さいペットボトルなどのボトル型の容器にパン粉を移して、そのまま冷凍庫へ。
そうすると、立てて保存できるだけじゃなく、使う時には、サラサラッと使う分だけペットボトルから出す事が出来るので、とっても便利です。
ボトル型以外であれば、ジップロックなどのフリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜いてから冷凍すればOKです^^
冷凍庫から出して使う時は、必ず必要分をサッと素早く他の容器に出して、使わない余ったものは、すぐにまた冷凍庫へ入れて下さい。
冷凍庫から室温に戻ってしまったときに、容器内に結露が発生してしまうと、冷凍したときに霜がついてしまう原因になります。
なるべく温度変化が起こらないように、使う時は素早く必要分を移し替えるようにして下さいね。
生パン粉の保存方法
生パン粉は水分が35%~38%くらい含まれたパン粉で、乾燥パン粉よりも少ししっとりしていて、乾燥パン粉よりも粗目な事が多いです。
少し粗目なので、衣が少し厚く食べ応えのある揚げ物になります。
揚げたては衣がサックリしていて、軽くお店の味わいに。
そんな生パン粉は水分が多いため、乾燥パン粉よりも少し気を付けて保存する必要があります。
まず、生パン粉は常温保存はNGです。
開封した後は、冷蔵もしくは冷凍をして保存しましょう。
冷蔵するか冷凍するかは、次に使う時がいつになるか?によります。
というのも、乾燥パン粉と違い、生パン粉は水分が多いため、冷凍すると固まります。
使う前には解凍をするというちょっとした手間がかかるため、1週間以内に使い切る予定があるなら、冷蔵庫へ。
1週間以内に使い切れない場合は、冷凍庫で保存したほうがいいです。
冷蔵・冷凍する方法
冷蔵するにも冷凍するにも、保存の方法は同じです。
ジップロックなどの密閉できる袋や、密閉容器などに入れて保存すればOKです。
冷凍する場合は、固まるので、出来るだけ平らにした状態で冷凍すると次が使いやすいです。
もっと使いやすくしたい場合は、サランラップなどで小分けにしてからジップロックや密閉容器に入れて冷凍しましょう。
そうすることで、簡単に必要分だけ取り出すことができます。
解凍する時は、バットなどに広げて5分くらい常温で置いておけばOK。
自然解凍ですぐに溶けてくれますよ^^
溶けたものを再冷凍するのは、品質が劣化してしまいよくないので、使う分だけを解凍するようにして下さいね。
パン粉の賞味期限は保存方法で変わる
乾燥パン粉の賞味期限
乾燥パン粉は、水分量が少ないので、生パン粉に比べると賞味期限が長いです。
そういう所も使いやすい理由のひとつですよね。
賞味期限は、保存状態によって変わります。
未開封 | 常温 | 7か月 |
開封後 | 常温 | 2~3ヶ月 |
開封後 | 冷蔵 | 6ヶ月 |
開封後 | 冷凍 | 6か月 |
常温だと開封後は、あまり持ちませんが、冷蔵庫や冷凍庫に入れるだけで未開封の時の賞味期限とあまり変わらずに使う事が出来るのでお得ですね^^
生パン粉の賞味期限
生パン粉の場合は、乾燥パン粉よりも水分量が多いので、賞味期限も短くなります。
こちらも保存方法によって、賞味期限が変わりますよ。
未開封 | 常温 | 1ヶ月 |
開封後 | 冷蔵 | 1週間 |
開封後 | 冷凍 | 1ヶ月 |
生パン粉の場合は、開封後は常温保存が出来ないので、冷蔵か冷凍かですね。
冷蔵と冷凍の場合では、かなり賞味期限が変わってきます。
すぐ使い切らない時は、迷わず冷凍保存するのがいいですね。
保存しておける期限が少し伸びることで、パン粉も使い切りやすくなりますよ。
パン粉を無駄なく使う大量消費術
それぞれ、冷凍保存すれば長い期間使う事が出来るので、消費もしやすくはなりますが、それでも使いきれない事もありますよね。
その場合は、パン粉を消費出来る使い方をいくつか覚えておくと便利ですよ^^
一つは、お菓子などにリメイクする事。
・パン粉パンケーキ
・パン粉ドーナツ
・パン粉サーターアンダギー
・パン粉たい焼き
・パン粉クッキー
・パン粉タルト台
結構なんでも出来ます^^
パン粉は元は小麦粉なので、小麦粉の代わりのように使って作る事が出来るんです。
あと、私がお気に入りなのは、パン粉をクルトンの代わりに使う事です。
クルトンもよく食パンで手作りするんですが、パン粉はもっと簡単^^
フライパンにオリーブオイルを敷いて、パン粉がカリッとキツネ色になるまで炒めるだけです。
これで、香ばしくカリカリクルトンに代わるトッピングが出来上がります。
スープに入れたり、サラダにかけたり。
マッシュポテトや、ゆで野菜、ローストポークなどに振りかけて食べると、まるでコロッケやカツのような味わいにもなってとっても面白いですよ^^
揚げ物が面倒なときにもおすすめです。
まとめ
パン粉の保存方法で一番おすすめなのは、冷凍です。
冷凍する事で、開封後の消費期限が伸びたり、虫やカビなどの心配をせずに保存することができます。
ペットボトルなどのボトル系の容器に詰め替えることで、冷蔵庫や冷凍庫の中で行方不明になる率も減るので、使わなきゃ!って気持ちにもなりますよ^^
そうすると、うまく使い切る事にもつながるのでぜひ試してみてくださいね。
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